
◆神奈川県に在住のSさんのケース 男性/42歳/会社員
私は、郊外の長閑な中古マンションに妻と子供3人の5人で暮らしています。忘れもしない4年前の夏の日、突然の不幸に襲われました。会社へ通勤中、前方不注意で衝突事故を起してしまったのです。任意保険に未加入の上、加害者の立場のため、車の修理費用は、全て自己負担となりました。子供達の学費に貯金の多くを使用していたため、軽い気持ちで修理費用を消費者金融から借りてしまいました。今思うと安易でしたが、ボーナスで返済しようと考えていたのです。
ところが、交通事故から3ヶ月後に高校を卒業してから20年以上勤めていた会社が、不況の煽りを受けて倒産してしまいました。もともと会社の業績が芳しくないと思っていましたが、倒産するとは、微塵も考えていませんでした。私は、気を取り直して就職活動を始めました。しかし、何社も面接を受けても良い返事をいただけませんでした 。その後、知人の紹介で転職に成功しましたが、以前と比べて収入は、激減しました。住宅ローンに加えて子供達の学費・・・、何社もの消費者金融に手を出してしまい気付いたときには、最初に借りた金額の何倍にも膨れていました。
最初は、自己破産を考えていましたが、自己破産により家と車を没収されてしまうことを知っていたため、躊躇していました。私の家は、築年数の古い中古のマンションで売却してもオーバーローンです。そもそも、家族の住み慣れた家を手放したくありませんでした。車は、今の会社が、非常に辺鄙な場所にあるため、通勤に欠かせません。この状況を会社の同僚に打ち明けたところ、こちらの「債務整理・借金相談は、コチラ」のHPを教えてくれました。
担当の司法書士の先生に相談させて頂いたところ、自己破産以外の債務整理の方法を知りました。相談の後、家と車を残しつつ借金返済を行える特定調停の手続きを進めることに決めました。
特定調停の書類作成や進め方のポイントを先生に指導していただきました。現在、特定調停で決定した返済計画に従い借金を返済しています。残り2年で借金を完済する予定です。先生からも指摘されましたが、今よりも借金が増えていたら確実に自己破産でした。手遅れになる前に良い債務整理の方法を提案していただいたことに感謝しています。
色々とお世話になりました。
◆Sさんの債務整理のポイント
家族に囲まれて普通の暮らしをしていたSさんに突然の不幸が襲いました。交通事故、会社の倒産、不幸の連続で止むを得ない状況であったと思います。そんなSさんへ、どのように借金相談を進めたか、簡単に流れを説明します。
自己破産も覚悟していたSさんでしたが、次の希望を話しておられました。
・希望1 家族のため、家を残したい。
・希望2 通勤のため、車を残したい。
希望を考慮しますと自己破産という選択は消えます。車の方は、自己破産しても失わない可能性もありました(車の時価次第)。しかし、家の方は、自己破産すると確実に処分しなくてはなりません。Sさんの借入金額は、住宅ローンを除くと415万円です。Sさんの年収450万円を下回る金額でした。奥様のパート収入を足しにしますと、何とか自己破産しなくても借金返済の見通しを立てられます。その債務整理の方法は、任意整理又は、特定調停となります。
・方法1 任意整理
・方法2 特定調停
Sさんには、任意整理と特定調停に「共通する効果」「各手続きの利点」を理解していただきました。多くの点で自己破産と異なるため、丁寧に分かりやすく解説いたしました。
[ 任意整理・特定調停に共通する効果 ]
・効果1 債権者からの取立てや請求を止められる。
・効果2 自己破産と異なり家や車を残しつつ手続を取れる。
・効果3 将来の利息を止められる。
・効果4 過払い金を元本へ充当することにより借金の金額を減らせる。
・効果5 官報に掲載されない。
[ 任意整理・特定調停の利点 ]
・任意整理
・利点1 弁護士へ交渉を委任するため、債務者本人の労力は少ない。
・利点2 柔軟に返済計画を立てられる。
・特定調停
・利点1 債務者本人が、債権者と交渉するため、弁護士・司法書士の経験に左右されない。
・利点2 任意整理と比較して費用を抑えられる。
[ Sさんの結論 ]
Sさんは、費用を抑えることを優先されて、特定調停を選択されました。もちろん、特定調停を進めるにあたり、私たちが、全面的に協力させていただきました。